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9268(株)オプティマスグループのAUTOPACT PTY LTDの株式取得

オプティマスAUTOPACT PTY買収完了 決算分析
オプティマスAUTOPACT PTY買収完了

9268(株)オプティマスグループは、21年4月から6月に配当が良いことや、輸出業なので円安メリットが享受できること、新車不足、ニュージーランド等の資源国の好景気などを考えて900円台で購入した。当時から割安感が強かったが、株価が倍以上となった現在でも2024年3月期第2四半期時点の予想では、一株当たりの利益は243円でPERは10倍以下となっている。

この数字だけでもお買い得だか、ロシア向け中古車の輸出停止、ビックモーターの事件による中古車市場の軟化の影響が今後、本格的に反映されてくることによりさらに伸びることも期待できる。そこにAUTOPACT PTY LTDの買収が加わることになる。株式取得が発表された9月25日時点ではAUTOPACT PTY LTDの22年6月期の数字だけだったが、11月24日の発表では3期分の数字が掲載されていた。

これを見る限りは売上高、営業利益が順調に伸びており特に2022年から2023年は売上高が24%、営業利益か28%の急成長となっている。
買収後のベースの利益について試算すると、この会社の91.7%を取得したということであるがので純利益3240百万円×91.7%=2971百万円の利益が加算される。ただし、純資産の持分の増加額17106百万円×91.7%=15687百万円と購入価格25700百万円との差額8594百万円がのれんとなり、20年償却としても430百万円の償却費用が発生することになる。さらに購入資金230億円のローン金利が2%と仮定すると460百万円かかるので差し引きすると2081百万円の利益が加算される。合算すると5321百万円となり一株利益に引き直すと406円になる。ローンの金利は適当なものでもう少しかかるかもしれないし、のれんの償却方法は決まっていなくもう少し早く償却する可能性もあるが、一株当たりの利益は少なくとも400円近くになるのではないか。これにシナジー効果や、業績の伸びも加わると思われるので株価としては、4000円としてもお買い得に感じられる。

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